要再検査・要精密検査・要治療といわれたら?

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981_1健康診断が終わると、平均して3日〜1週間ほどで結果を受け取ることができます。
結果の用紙のなかで、総合評価の欄を確認し「問題なし」や「現状維持」と書かれていた方は特に何も改善する必要はありませんので、安心して現在の生活をそのまま続けていきましょう。

注意するのは「要再検査・要精密検査」と書かれていた場合です。「まさか自分が」と驚く方もいれば「やっぱりか」と心当たりがある方もいますよね。

それでは要再検査・要精密検査と言われた場合、そのあとどのような行動をとればいいのか、検査にかかる費用や受けられる医療機関、治療方法などを含め説明していきます。

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要再検査といわれたら?

要再検査は異常が出てしまった項目について、一時的なものなのかどうかを確認するために行います。
中性脂肪値や血糖値は食事の影響を受けやすく、前日の食事が遅かっただけでも検査に影響して異常値を示すことがあるためです。

費用について

981_2会社が行う健康診断で要再検査と判定された場合は、会社指定の医療機関で受けると費用の一部を負担してくれる制度がある場合もあるので、会社に相談してみましょう。

個人で申し込む健康診断は高額なイメージがありますが、嬉しいことに再検査にかかる費用は保険適用されるので、3割の自己負担で受けることができます。

再検査は健康診断で異常があった部分のみの検査になるため、検査内容によりますがレントゲンや心電図などを除いた血液検査だけの場合だと約2,000〜3,000円の範囲と考えていいでしょう。

再検査を受けられる場所

会社指定の医療機関があればその場所を利用できるのが一番いいですが、それ以外の場合は自分で保険証と健康診断の結果を持って、専門の病院で受診しなくてはなりません。
前回の健康診断を受けた病院が一番スムーズですが、かかりつけの病院があればそちらに問い合わせして受けることも可能です。

再検査の結果について

再検査を受けて結果が出たら、もう一度「正常」「異常」の判定をもらうことができます。
ここで正常であれば、最初に受けた健康診断の異常値は何らかの影響を受けて起こった一時的な物と判断することができるため、正しい生活習慣を意識し過ごせばOKです。

「異常」があった場合はこれから通院が必要になります。治療にどのくらいの期間を要するかどうかは主治医の判断によりますが、長期に渡る可能性も考えて、あらかじめ通いやすい病院を選んでおくのがベストでしょう。

要精密検査といわれたら?

要精密検査とは

要再検査は前回異常が出た項目の一時的な変動を考えて改めて検査し直すものですが、要精密検査は数値を見て治療が必要かどうかを確認するために行うより詳しい検査のことです。

費用について

981_3健康診断は基本的には13個の項目を受けることが決められていますが、精密検査になった場合はさらに詳しい検査を受けるため、体のいろいろな場所をオプション検査にてピンポイントで調べることができます。

保険適用となるのは診断名がついた場合のみになるので、保険適用がきかず全額自己負担と考えると大腸内視鏡検査は3万円、CTスキャンは3万円、MRIは5万円と高額になってしまいます。

費用のことも含めてどの検査を受けたらいいか分からない場合は、前もって病院に問い合わせて相談し、受ける項目を決めましょう。

精密検査を受けられる場所

健康診断で要精密検査という結果を出した病院へ問い合わせて、この項目の精密検査はどのような病院で受けることができますかと聞くのが一番です。

その病院で治療を行なっていれば引き続きそのまま同じ病院で精密検査を受けるようにし、検査項目に必要な機器や施設の関係でその病院で受けられない場合は、紹介された病院へ行くようにしましょう。

検査結果について

精密検査で正常と判断されれば、今まで通り生活習慣に気をつけて過ごせばいいだけなので安心しましょう。精密検査を受けた箇所に異常が発見された場合は、診断名が付くことになり治療を開始する必要があります。

治療が必要といわれたら?

再検査や精密検査で要治療といわれた場合は、病気を改善するための治療を行なっていく必要があります。コレステロールが原因で診断される病気はほとんどの場合が脂質異常症です。

どんな病院に行けばいいの?

脂質異常症の治療は一般的には内科、大きな病院は専門化が進んでいるので循環器科となっているところもあります。

病院での治療内容

981_4病気のレベルによって治療内容が変わってきますが、いきなり投薬開始ということはまれで最初は食事療法や運動療法など生活習慣の改善を行なって様子を見ます。

通院の頻度も少なく、2〜3ヶ月に1度という場合がほとんどで、数ヶ月経っても改善が見られない場合には投薬治療が開始となり、LDLコレステロールを下げる薬や中性脂肪を下げる薬など自分に合った薬が処方されます。

生活習慣について

生活習慣病の一つである脂質異常症の原因は主に食生活であり、運動習慣を含めて今までの生活習慣を見直し改善する必要があります。

【食事療法】
1.食べ過ぎを防ぎ、肥満を改善しましょう。
2.青魚に含まれる不飽和脂肪酸を多く含む食品をとりましょう。
3.ビタミンやミネラル、食物繊維が多く含まれる野菜を積極的にとりましょう。
4.砂糖やお菓子、ジュースなど糖質の多いものやアルコールを控えましょう。

【運動療法】
981_6適度な強さのウォーキング、水中歩行、サイクリングなどを行いましょう。

有酸素運動は中性脂肪を減らし、HDLコレステロールを増やす効果があります。

治療費について

治療費は病院やそれぞれの医師の診察項目、薬の処方内容によって個人で異なります。
初診の場合は検査費用がかかり5,000円ほどかかる場合もありますが、健康診断の結果を持参することで検査を免除されることもあります。

脂質異常症で継続的にかかる費用は主に薬と検査代となり、平均的には3ヶ月に1回程度受診することになります。参考例としては3割負担の場合年間4万円というデータもありますが、他に合併している病気が見つかり、治療が必要となった場合にはさらに上がっていきますので注意しましょう。

結論

再検査と精密検査の違いはもう一度健康診断と同じ内容の検査を行うか、さらに細かく違う検査を行うかという点でした。

再検査は保険適用となり、高い費用はかからずに受けることができますが、精密検査は病気が見つからないと保険が適用されないので、かなりの高額になってしまう場合があります。

981_7しかしどちらも病気を早期発見するためには必要であり、放置していると病気が進行してしまい手遅れになることもありますのでなるべく早めに病院に行くことをおすすめします。

そしてもし病気が見つかり治療が始まったときには、自分の生活習慣を見直しながら通院し、定期的に医師からのアドバイスを受けましょう。

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 監修者 大見 貴秀医師


フリーランスの麻酔科医として複数の病院で勤務。生活習慣病アドバイザー、麻酔科標榜医、麻酔科認定医、日本麻酔科学会会員、日本抗加齢医学学会(アンチエイジング学会)会員。

医師として生活の質を上げ、楽しく健やかな毎日を過ごして頂くため「健康」に関する執筆も行っています。