納豆。ナットウキナーゼや大豆サポニン、レシチンなど悪玉コレステロール対策の宝庫

151008-01

151008-01

納豆は大豆に納豆菌を混ぜ、発酵させた発酵食品です。納豆はタンパク質が豊富で体に良い食品と言われていますが、コレステロールにも効果的な食品です。コレステロールに効果的だと言われているのは納豆に含まれるナットウキナーゼ、大豆サポニン、大豆レシチン、食物繊維などです。どの成分にも血液をサラサラにする効果、コレステロール値を調整する効果などがあります。

納豆に含まれるLDL(悪玉)コレステロールを下げる成分

ナットウキナーゼ :納豆のネバネバの素がコレステロールを減少させる

ナットウキナーゼは大豆に加えることで発酵させるいわばネバネバの素である納豆菌のこと。納豆菌が大豆に働きかけて作り出す酵素がナットウキナーゼです。この成分によって納豆が出来上がります。このナットウキナーゼには血液中のコレステロールを減少させる働きがあり、また、ドロドロ血液をサラサラにしてくれます。ドロドロの血液により出来てしまった血管内の血栓を溶かしてくれる成分を活発にさせることで、動脈硬化を起こす危険性も減少さ予防してくれます。

納豆にはポリアミンという若々しさに関係すると言われている成分が多く含まれています。最新の研究では細胞分裂を活発にし強すぎる免疫力を調整してくれる成分として注目されています。ポリアミンには直接悪玉コレステロールを下げる働きはありませんが、年齢を重ねることで血管が硬くなり動脈硬化になることを予防する働きがあります。

大豆サポニン :高い抗酸化作用でコレステロールが過酸化脂質になるのを防ぐ

納豆の原料になる大豆には大豆サポニンという成分が含まれています。大豆サポニンは、大豆などの植物に多く含まれる糖を含む成分配糖体の一種です。コレステロールが体内に吸収されるのを防ぎ、血中コレステロール濃度を低下させる効果を持っているため動脈硬化などの病気リスクが減少。コレステロールと同じ脂質である中性脂肪も減少させる働きもあります。また非常に高い抗酸化作用を持っており、がん予防や老化防止の役割りも果たします。

大豆レシチン :コレステロール値の調整をする

不大豆レシチンは神経伝達細胞に効果があり、脳に良いとされる成分ですが、コレステロールにも深い関わりのある成分です。水溶性でないコレステロールが体内を巡る手段として、あるたんぱく質成分と結び付き、リボたん白質へと変化します。レシチンは血中のコレステロールを体外に排出させる作用があると考えられています。

食物繊維 :コレステロールの原因を体外へ排出

食物繊維は体内で消化されない成分のため、腸内をきれいにし、余分なものを体外へ排出してくれるという働きがあります。食物繊維には2種類あり、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維です。不溶性食物繊維は根菜類やきのこなどに多く含まれ、腸内を掃除し便秘改善に役立ちます。一方水溶性食物繊維はこんにゃくなどに多く含まれ、コレステロールが体内に吸収されるのを防ぎ、体外へ排出されるのを助けます。納豆にはこの2種類の食物繊維がバランス良く含まれています。そのため悪玉(LDL)コレステロールの増加も防いでくれます。

納豆の摂取量の目安

1日1パックを目安

コレステロールを下げるためにはどのようにとったらよいのか

納豆に含まれる成分のうちナットウキナーゼは、熱にあまり強くない成分です。そのため高温で加熱してしまうとせっかくの成分が壊れてしまいます。なるべく常温で食べることをおすすめします。また、食物繊維は水分と一緒に摂取することによって腸内で膨れ、効果が倍増。納豆は不溶性食物繊維と水溶性食物繊維、この両方を豊富に含んでおり、また常温でそのまま食べることが出来るので、コレステロールを下げるためにはピッタリの食品です。

納豆の臭いが受け付けられないという方は納豆の有効成分を抽出したサプリメントや健康食品を試して見るも良いと思います。

納豆を摂るためのオススメレシピ

一人暮らしの人にも作りやすい簡単お手軽メニューです。納豆の持つ力をそのまま摂取出来るように、火を使わないで作ります。まずはキムチ納豆。納豆を適量の白菜キムチを混ぜ、付属のタレをかけて出来上がり。もうひとつはアボカド納豆。アボカドを一口大に切ったら、納豆と混ぜます。キムチ納豆と同じく、付属のタレをかけます。少し味が薄いと感じたら、少量の醤油を。

関連ページ


 監修者 大見 貴秀医師


フリーランスの麻酔科医として複数の病院で勤務。生活習慣病アドバイザー、麻酔科標榜医、麻酔科認定医、日本麻酔科学会会員、日本抗加齢医学学会(アンチエイジング学会)会員。

医師として生活の質を上げ、楽しく健やかな毎日を過ごして頂くため「健康」に関する執筆も行っています。