レジスタントプロテインがコレステロールが上がりにくい体質に変えてくれる!

高野豆腐

高野豆腐

「コレステロールを下げたい!」と思って運動や食事療法をするからには、根本的に成功させて、いい数字をキープしたいですよね。特に代謝の落ちてくる40代以降では、ダイエットをして体重を落とすだけでなく、コレステロール値が上がってしまう原因を解消して、体を内側からきれいにしていくことがとても重要です。

そんなシーンで役立つのが「レジスタントプロテイン」(別名「レジスタントタンパク」)。「レジスタント」とは「~に抵抗する」という意味で、全体では「消化されにくいタンパク質」という意味になります。通常、食品中に含まれるたんぱく質は体内で消化酵素によってアミノ酸に分解・吸収されますが、レジスタントプロテインは消化酵素による分解を受けにくく、脂肪を吸着して体外に排出させる性質をもっています。

そのため、レジスタントプロテインを摂ることによってコレステロールを下げる効果、代謝をアップさせる効果が期待できるのです。食物繊維(水溶性)とよく似た働きをもつタンパク質があるなんて驚きですね。最近注目が集まっており、こちらの記事でも取り上げられていました。

「レジスタントプロテイン」は耳慣れないワードですが、レジスタントプロテインを多く含む食品は身近なものが多いので、毎日の食生活に取り入れやすいのが嬉しいです。主なものは酒粕、そば、大豆・高野豆腐、絹タンパクなどがあります。

そばレジスタントタンパク質を摂り入れてコレステロールを溜めこみにくく燃えやすい体へと体質改善をしていくことで、長期的に効くコレステロール減少効果を得ることができるとのこと、かなり期待できますね。食べるのを我慢するばかりの食事療法ではなく、次のような置き換えで十分効果を得ることができるのも続けやすい理由です。

・お酒を飲みたくなったら、一杯分を甘酒に置き換える
 →酒粕に含まれるレジスタントプロテインの効果:LDLコレステロール低下、脂肪を吸着させて体外に排出させる
  +αの効果:「飲む点滴」と言われるほどの栄養価、糖尿病改善、便秘改善

・麺類が食べたくなったらうどんやパスタを蕎麦に置き換える
 →そばの効果:血中総コレステロール値減少、中性ステロール排出、動脈硬化予防
  +αの効果:大腸がんの抑制、豊富なミネラル(高血圧・貧血予防)、脚気・口内炎予防

・もう一品ほしいときは「高野豆腐(凍り豆腐)」を加える
 →高野豆腐の効果:LDLコレステロール低下、中性脂肪上昇を抑える、
  善玉コレステロール(HDL)増加、動脈硬化を抑える
  +αの効果:良質のたんぱく質、脂質、カルシウム、鉄、亜鉛、マグネシウムが摂れる

・酒粕の味が嫌いでなければ魚の粕漬け、粕汁をメニューに加える

また、珍しい食品に「絹タンパク」があります。絹をつくるカイコの繭を食用に加工したもので、抗酸化作用の高い「セリシン」というタンパク質を摂り入れることができます。セリシンはきわめて優れた物質で、
 ・活性酸素の除去によるアンチエイジング効果(塗る・飲む)
 ・肌の保湿効果、美白効果(塗る)
 ・認知症の改善効果(飲む)
などの効果が得られます。国内産で安心なサプリメントが発売されていますので、これを機にセリシンをとれるシルク食品を摂り入れてみるのもいいかもしれませんね。

ただ、レジスタントプロテインはコレステロール低下に対してとても有効な成分であるだけに、過剰摂取は便秘や下痢、栄養バランスの崩れを招きますので、適量を守るようお気をつけください。置き換えダイエットは無理は禁物です。

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 監修者 大見 貴秀医師


フリーランスの麻酔科医として複数の病院で勤務。生活習慣病アドバイザー、麻酔科標榜医、麻酔科認定医、日本麻酔科学会会員、日本抗加齢医学学会(アンチエイジング学会)会員。

医師として生活の質を上げ、楽しく健やかな毎日を過ごして頂くため「健康」に関する執筆も行っています。