高野豆腐(凍り豆腐)にはコレステロールに有効な「レジスタントタンパク」が豊富!

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高野豆腐煮物などで時々みかける高野豆腐は、美味しいお出汁をギュッと吸った状態で食べると、ジュワッと口の中に広がって美味しいですよね。

この高野豆腐には近年コレステロールを下げる効果があると知られるようになりました。

これは高野豆腐に含まれる「レジスタントタンパク」という成分によるものです。

レジスタントタンパクはどのような成分なのか、高野豆腐をどのように食べると良いのかなどを、管理栄養士が解説します。

「高野豆腐」ってどんな食べ物?

高野豆腐とは高野豆腐とは、和歌山県にある高野山で精進料理の1つとして使われていいた食材です。高野山は全国から僧侶が集まる場所であり、そこで食べられていた高野豆腐が全国に広まったとされています。

水を切った豆腐を、凍結と解凍を繰り返して水分を抜いて、最後に乾燥させて作ります。

東北地方でも同じような製法で作られており、こちらは凍り豆腐と呼ばれています。現在は「凍り豆腐」が正式名称となっています。

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高野豆腐の栄養価は以下の通りです。

1枚約19.5g(乾燥した状態)
  • カロリー:105kcal
  • タンパク質:9.8g
  • カルシウム:120mg
  • 鉄:1.5mg

参考:文部科学省 食品成分データベース

タンパク量が多く、摂りにくいミネラルが豊富で、栄養価の高い食べ物です。

食物繊維は水溶性食物繊維0.1mg、不溶性食物繊維0.4mgと、大豆食品としては、あまり食物繊維が含まれていません。

しかし、高野豆腐に含まれている「レジスタントタンパク」は、体内で食物繊維と同じ様な働きをする性質を持っています。

高野豆腐に含まれる「レジスタントタンパク」がコレステロールを下げる!

高野豆腐に含まれているレジスタントタンパクは、消化酵素の影響を受けにくく、アミノ酸に分解されることなく腸内に入ります。

そして腸管内で食べ物に含まれるコレステロールや、コレステロール吸収するために必要な胆汁酸を吸着して排泄する働きがあります

レジスタントタンパクの働きによって、血中のコレステロールを下げる大きな効果が期待できます。

高野豆腐の持つ成分について

高野豆腐高野豆腐は豆腐をギュッと凝縮した食べ物です。

栄養成分も同じく凝縮されています。

鉄分

高野豆腐1枚(19.5g)には、鉄分が1.5mg含まれています。平成27年度国民健康・栄養調査では、日本人は鉄分を1日に7.6mg摂っています。

厚生労働省が発表してる日本人の食事摂取基準2015では、鉄の摂取推奨量は、成人男性で7.0~7.5g女性が8.5~11.0g(月経ありの場合は10.5~11.0g)です。

高野豆腐1枚取ることで、推奨量を満たせる人がとても多くなります。

亜鉛

高野豆腐1枚(19.5g)で亜鉛は0.2mg摂れます。平成27年度国民健康・栄養調査では、日本人は亜鉛8.0mg摂っています。

日本人の食事摂取基準2015では成人男性の推奨量は10.0mg、女性の推奨量は8.0mgなので、やや不足している状態であると言えますね。

亜鉛は一気に摂ることが難しい栄養素ですので、高野豆腐で摂ることができるのは嬉しいですね。

コレステロールに効果的な高野豆腐の上手な摂り方

高野豆腐レジスタントタンパクの多い食品は、高野豆腐の他に酒粕やそばなどもあります。ですが、1度食べれば効果が持続するものではありません。

毎日こつこつ食べるならば、様々な料理に利用できる高野豆腐がおすすめの食材です。

高野豆腐はとてもヘルシーなイメージですが、高野豆腐1枚(19.5g)で105kcalです。1日に2枚程度を目安に摂るようにしましょう。

高野豆腐は定番の煮物だけではなく、揚げ物や炒め物にすることもできます。また、他の味に馴染む性質から、糖質制限時のパンの代わりとして様々な食べ方が工夫されています。

焼いて香ばしさを出してサンドイッチにしたり、フレンチトーストにしても美味しく食べられます。

高野豆腐をコレステロール対策のために摂るには、毎日少しづつ摂ることが大事です。煮物やお味噌汁を基本として、様々な料理に取り入れてください。

まとめ

高野豆腐高野豆腐に含まれるレジスタントタンパクは、食物繊維と同じ様な働きをするタンパク質で、血中のコレステロールを低下させる効果があります。

高野豆腐は鉄分や亜鉛を多く含み、現代人に不足しがちなミネラル類を補うのに効果的です。

血中のコレステロール低下のためには、毎日少しずつ高野豆腐を摂るのが効果的です。

煮物や味噌汁だけではなく、揚げ物やパンの代わりなどで毎日の食卓に取り入れるようにしましょう。

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