寒い季節に大活躍「生姜」の恐るべき効果!悪玉コレステロールも改善できる?!

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生姜肉の臭み消しや味のアクセントなどとして、生姜を冷蔵庫に常備している家庭も多いですね。

食べると体がポカポカすることから、冬場には特に出番が多くなります。

生姜は健康効果が高い野菜ですが、コレステロールに対してはどうでしょうか?

生姜のもつ辛味や香り、その効果はコレステロールにどのような効果があるのか、どのように摂るのが有効なのか、管理栄養士が説明します。

生姜とはどんな食べ物?

生姜生姜はかなり古くから食べられてきた野菜で、日本には奈良時代に中国から渡ってきました。

現代では、根の部分を食べるのが一般的です。

一部地域では、葉のついた小ぶりな根を食べたり、魚料理などのはじかみ生姜として食べられることがあります。

生姜は古来より生薬として利用されることが多く、風邪の際、汗を出す効果があります。

また、胃腸が冷えている時に温めることで調子をよくする効果も知られています。

日本を含む東南アジアでは生姜を生で料理に利用することも多いのですが、ヨーロッパや東欧では、乾燥させて粉状にしたスパイスの1つとして使われることが多く、生姜の塊を見るとびっくりする人が多いのです。

生姜にはコレステロール低下の効果がある?

生姜には、「ジンゲロール」という辛味成分が含まれており、つわりや車酔いによる、吐き気、目眩などに効果があります。

ジンゲロールは、胆汁酸を体外に排泄する作用があります。

血中コレステロール低下のためには、この作用がとても重要になります

体内のコレステロールから作られた胆汁酸は、食べ物として体に入ってきたコレステロールとくっついて吸収されます。

しかし、ジンゲロールが胆汁酸を体外に出してくれるので、吸収されるはずのコレステロールは体外に排出されます。

さらに、胆汁酸が体内に少なくなることで、体はコレステロールを使ってさらに胆汁酸を作ります。

この2つの理由で血中のコレステロールが低下します。

生姜の持つ効果・効能

めまいや片頭痛の改善

片頭痛生姜はめまいや片頭痛の改善効果があるという報告があります。

めまいや片頭痛は原因不明であることが多く、強い鎮痛剤などを常備している人も多いですね。

頻繁に強い薬に頼りたくない時には生姜を試しても良いですね。

偏頭痛の時の生姜の摂り方は、小さじ1杯の生姜のすり下ろしと、大さじ1杯のはちみつをお湯に溶かして飲むのがおすすめです。

偏頭痛になってから飲むのも良いのですが、片頭痛は「なんだか、痛くなりそう…」の予兆を感じる人も多いです。

予兆を感じたら飲むようにすると良いですね。

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消化不良の改善

生姜には食べ物の消化を助ける働きがあります。体が疲れている時や、ストレスなどで胃や腸は動きが極端に悪くなる敏感な臓器です。

そんな時に生姜を取れば、消化を助けてくれるので、胃もたれや下痢や腹痛などの消化不良で起こる症状を軽減してくれます。

生姜を甘辛く炒めたものをご飯のお供にしたり、お味噌汁に生姜のすり下ろしを入れたり、生姜は少しプラスするのに使いやすい食材ですね。

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生理痛の改善

生姜には女性ホルモンの変化で起こる症状を軽減させる効果があります。

生理痛の多くは鎮痛剤で軽減できる人も多いですが、薬を飲むタイミングが悪かったりすると、薬が効かない時が時々あるものです。

そんな時に生姜を摂って痛みが軽くなるのならとても良いことですね。生姜は生理が始まる2日前位から摂り始めるようにしましょう。

コレステロール低下に有効な生姜の上手な食べ方

すりおろした生姜生姜は生でも加熱しても様々な効果を得ることができます。美味しく食べるなら、生をすりおろすのが、一番香り高くおすすめです。

しかし、少量の生姜をすりおろすのが手間であれば、すり下ろしてある生姜チューブを使っても構いません。

健康効果はどちらが効果的か比較した研究はなく、多くの研究では生姜の粉末が使われています。

生姜をすり下ろす時に、繊維が細かく残ってしまうことはありませんか?口に繊維が残って美味しくないですよね。

その時は、生姜の繊維に対して直角になるようにおろし器を当てて、すり下ろすと繊維が残りません。

生姜は通常の摂取量では副作用はほとんどありませんが、5g以上の摂取で、腹痛や喉の痛みなどの副作用の報告がみられます。

一度に大量に摂るのは避けましょう。

まとめ

生姜生姜はジンゲロールが胆汁酸を体外に排出してくれるので、コレステロールの吸収を抑制します。

また、胆汁酸が再吸収されるのを防ぎ、更にコレステロールを使って胆汁酸の生成を促すので、コレステロールの低下が期待できます。

さらに、めまいや片頭痛、消化不良、生理痛の改善などにも期待できます。

生姜は生、粉末、チューブでの効果の違いについて研究はされていません。最も摂りやすい形で取ると良いです。

1回5g以上の摂取で、腹痛や喉の痛みを感じる人が多いので、食べ過ぎには注意が必要です。

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 監修者 大見 貴秀医師


フリーランスの麻酔科医として複数の病院で勤務。生活習慣病アドバイザー、麻酔科標榜医、麻酔科認定医、日本麻酔科学会会員、日本抗加齢医学学会(アンチエイジング学会)会員。

医師として生活の質を上げ、楽しく健やかな毎日を過ごして頂くため「健康」に関する執筆も行っています。