飲み物で手軽に悪玉コレステロールを下げたい。麦茶、緑茶、ルイボスティーは効果あり?

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1799_5コレステロールを下げるには、いくつもの方法があり、一人一人が自分に合ったものを選びながら改善を試みていきます。

日常的に行えるものとしては、運動や食習慣の見直しが挙げられますが、それぞれにメリットやデメリットがあり、継続して行うのが難しく、徐々に負担を感じるようになって諦めてしまう人もいます。

食事は毎日のことであり、毎回の食事をしっかりと管理するというのは確かに大変な作業です。できるだけ簡単な方法でコレステロールを下げることができれば、長期の継続に繋がり、得られる効果も高くなるでしょう。

手軽な方法の一つとして、飲み物でコレステロールを下げるという方法が考えられますが、その中でも今回は、麦茶・緑茶・ルイボスティーの3種類に絞り、これらのお茶がコレステロールを下げる効果があるのかどうかについて解説をしていきたいと思います。

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麦茶・緑茶・ルイボスティーってどんなお茶?

ひとくちにお茶といっても、その種類は数多く、栽培方法や製造工程などの違いによって何種類にも分けられます。お茶にはエネルギー源となる炭水化物やたんぱく質、脂質などの三大栄養素は含まれていないため、カロリーはほとんどありません。

お茶に含まれる主な成分は、ミネラル類やビタミン類と、カフェインやカテキンなどの機能性成分です。

それぞれの特徴

麦茶

1799_2麦を原料としているお茶です。

カフェインやタンニンを含んでいないものが多く、渋みも少ないので、子供から大人まで誰でも飲むことができます。

また、低カロリー飲料であることからダイエット中でも心配せずに飲むことができます。

カリウムが多く含まれているので、むくみを改善したり、高血圧の予防にも効果的です。

緑茶

茶葉を蒸して酵素の働きを抑えた後、乾燥させて作る不発酵茶です。普通は発酵させることによってカテキンは失われてしまうので、他のお茶に比べて緑茶にはカテキンが多く残っているといえます。

ルイボスティー

赤い色が特徴のルイボスティーは、カフェインが含まれていないので、子供から妊娠中や・授乳中の女性でも飲むことができ、眠れなくなるなどの心配もありません。

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ミネラルが豊富に含まれ、美容や健康に多くの効果があり、副作用の心配もほとんどないことから、体に一番優しいお茶として高い人気があります。

麦茶・緑茶・ルイボスティーとコレステロールの関係

ほとんどのお茶は炭水化物・たんぱく質・脂質の三大栄養素と呼ばれるエネルギーになる栄養素は含まれていません。そのため、飲みすぎても肥満に繋がることはありませんし、コレステロールを上げる心配もありません。

反対に、3種類のお茶それぞれに、コレステロールを下げる効果のある成分が含まれていることがわかりました。

麦茶

麦茶の独特の香り成分はアルキルピラジンというものです。これは、原料を加工する際の反応によって生成される物質で、血液をサラサラにする効果があることが研究でわかっています。

また、麦茶には抗ストレス作用を持つことで知られているアミノ酸の一種であるGABAが含まれており、この作用によって中性脂肪やコレステロール値を減少させる効果があります。 GABAにはこの他にも、腎臓の働きを良くする、高血圧を予防するなどの効果もあり、さまざまな病気に対してとても効果的な成分といえます。

緑茶

1799_1緑茶は最もカテキンを多く含むお茶です。カテキンには体内の毒素を消し、細胞や遺伝子の損傷を防ぐはたらきがあります。強い殺菌作用を持つため、緑茶でうがいをすると風邪予防にもなると言われています。

このカテキンには、食事中のコレステロールの吸収を抑え、血中のコレステロールを下げる働きもあります。特に優れているのが、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)だけを減らし、善玉コレステロール(HDLコレステロール)の量は維持できるという点です。

ルイボスティー

1799_3ポリフェノールの一種であるフラボノイドは、植物に含まれている色素や苦みなどの成分であり、種類によって特徴や作用が異なります。

ルイボスティーに含まれるフラボノイドは主にケルセチンと呼ばれるもので、その他の数種類のフラボノイドと共にコレステロールの減少に役立っています。

また抗酸化物質であるSOD酵素(スーパーオキシドジスムターゼ)を含むため、動脈硬化をはじめとするさまざまな生活習慣病の予防にも効果的な飲み物といえます。

コレステロールが高い人に適した麦茶・緑茶・ルイボスティーの摂り方

お茶は過剰摂取をしても肥満に繋がるとは考えにくく、麦茶やルイボスティーのようなノンカフェインのものは特に副作用などの心配もいりません。

しかし、緑茶にはカフェインが含まれているものがほとんどなので、飲む量や時間に気を付けないと睡眠に支障が出る場合があります。

それでは、これら3種類のお茶のコレステロール減少効果をより高めるためにも、どのような飲み方をしたらよいのかという点について説明をしていきます。

1日の目安量はどのくらい?

1799_6人の体から排出される水分は1日に2.5リットル程度ですが、これはエネルギー代謝によって生じた水分や、固形の食品に含まれる水分も合わせた全体量です。液体の水分からの1日に必要な量は、約1.5Lといわれています。

麦茶やルイボスティーはカフェインが含まれていないため、それだけで1.5Lとるのも良いですし、水や牛乳など他の水分と合わせて1.5Lになるように調整しても良いでしょう。

しかし、緑茶の場合はカフェインの含有量に注意をしなくてはなりません。カフェインの1日の上限量は日本ではまだ公的に定められてはいませんが、アメリカの食品医薬品局においては400mgとされています。緑茶100ml中には約20〜30mgのカフェインが含まれているので、1.3リットルまでであれば上限内に収まる計算になります。

また子どもや妊娠中・授乳中の女性はこの量よりも少ない量を目安とするとよいでしょう。だいたい半量の200mgほど、緑茶ならば500ml強を目安としましょう。

カフェインの摂りすぎを防ぐためにも、緑茶だけで1.5Lを摂るのではなく、水やノンカフェインのお茶などと組み合わせて水分摂取をするのがオススメです。ちなみに、水分は一度に吸収できる量が決まっているので、こまめに摂取したほうが効率良く体にとり込めます。コップ1杯程度の量を何度かに分けて飲むのがオススメです。

結論

お茶はほぼ0kcalのため、肥満やコレステロール増加の心配はなく、ダイエットや健康維持にとても役に立つ飲み物といえます。それに加え、麦茶・緑茶・ルイボスティーにはそれぞれコレステロールを下げる効果のある成分が含まれています。

麦茶とルイボスティーにはカフェインは含まれていませんが、緑茶を飲む際にはカフェインの量に注意をしながら、他の飲み物と組み合わせて1日の水分の摂取目安量1.5Lを目指しましょう。

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 監修者 大見 貴秀医師


フリーランスの麻酔科医として複数の病院で勤務。生活習慣病アドバイザー、麻酔科標榜医、麻酔科認定医、日本麻酔科学会会員、日本抗加齢医学学会(アンチエイジング学会)会員。

医師として生活の質を上げ、楽しく健やかな毎日を過ごして頂くため「健康」に関する執筆も行っています。