対策が難しかった善玉コレステロール不足に救世主リコピンが登場!

トマト

トマト「コレステロールの下げ方」には2通りあります。

1つは「悪玉(LDL)コレステロールを減らす」こと、もう1つは「善玉(HDL)コレステロールを増やす」ことです。

両者は相互に関連し合うものなので単純に切り分けることはできないのですが、健診結果でどちらの数値に異常が出ているかでアプローチが変わってきます。

善玉コレステロールが低い人には、トマトの成分「リコピン」をプラスする対策が有効です。

こんな人は善玉コレステロール対策が必要!

コレステロール対策というとLDL(悪玉)コレステロールを減らすことに意識がいきがちですが、HDLコレステロールを増やすことも重要。特に次のような人はHDLコレステロール対策をした方がいいと言われています。

  • 健診で「HDLが少ない」と指摘された人
  • 健診で「中性脂肪が高い」と指摘された人(HDLが減ると中性脂肪が上がる関係のため)
  • 40代以降の男性
  • 50代以降(更年期以降)の女性
  • 喫煙の習慣がある人・あった人
  • お酒が好きな人
  • ストレスが多い人
  • 運動が苦手な人、やっても数値が変わらない人

HDLコレステロールは、運動・ダイエット・禁煙といった習慣で増やすことができると言われています。ですが、現実的には仕事や家庭で日々自分の時間がとりにくい人がほとんどですよね。今の生活を大きく変えて運動などの新しいことを取り入れるのは現実的に無理!という方も多いと思います。

うまくいかないそして、そういった努力を重ねてきても成果が出ず、次は何をしたらいいのか?悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

また、コレステロール対策情報を読むと悪玉コレステロールへの有効成分はいくつか実証済みのものがあるのですが、善玉コレステロールの増やし方を明示してあるものは非常に少なく、とりたい成分や食べものはなかなか見つかりません。

善玉コレステロールと悪玉コレステロールと働き

コレステロールとは人体の細胞膜をつくる主成分で、とても重要な存在です。

善玉コレステロールと悪玉コレステロールの働き
油分であるコレステロールが水分である血中に存在できるのは、「LDL(悪玉)コレステロール」という、いわば船の役割をする成分に乗って運び込まれるためです。

体内で重要な役割をしているLDLコレステロールですが、増えて働き過ぎると動脈硬化を起こす原因になるため「悪玉コレステロール」と呼ばれています。

更には、心不全や脳梗塞、クモ膜下出血など、死に至る病気につながることもあるため、早めの対策が必要です。

それに対し、コレステロールを肝臓に戻す船の役割をするのが「HDL(善玉)コレステロール」です。

HDLコレステロールは余分なコレステロールを回収して、きれいに掃除してくれるため「善玉コレステロール」と呼ばれています。

食事の改善にリコピンをプラス

そんななか、善玉コレステロール対策の救世主として発見されたのがトマトの色素成分「リコピン」です。

もともと健康にいい成分であることは知られていましたが、リコピンにはHDL(善玉)増加の効果もあることが、わかってきました。

リコピンの働き

リコピンは、HDLコレステロールを増やし、血中で余ったコレステロールを回収して肝臓に戻す機能を高めることで、コレステロールを下げる働きがあります。

長年トマトを扱っているカゴメでは、生トマト1.8個分に含まれるリコピン15mgを8週間以上継続することで、「善玉(HDL)コレステロールを増やす」効果が得られたとしています。

リコピンの摂り方
朝食に1杯のトマトジュースを!

トマトリコピンが体に良いとわかっていても、食事からトマトをとり続けるのは少し大変ですよね。

トマトが大好きという人でも、コストがかかるし、買いだめもしにくい野菜です。

そんな時は朝食にトマトジュースをプラスするのが効果的です。

最近では機能性表示食品に記載があるトマトジュースも出ていて、血中コレステロールが気になる人におすすめとなっています。

カゴメの缶ジュース1本で18mg程度のリコピンが摂れるとなっています。

もっと手軽にサプリメントで!

1粒のリコピンサプリ現代の生活は職場でも家庭でも忙しく、自分の健康のために割ける時間やエネルギーが限られてしまいます。

トマトジュースを飲む暇もない人や、トマトの味が苦手という人にはサプリメントがおすすめです!

毎日摂り続けることが負担になってしまう方はリコピン配合のサプリメントを探してみましょう。

まとめ

トマトトマトに含まれる健康成分リコピンについてご紹介しました。

日々の生活にトマトを取り入れることで、善玉コレステロールを増やして、動脈硬化の予防になるのは嬉しいですね!

リコピンの健康効果はまだまだ研究段階で、期待が高まる成分です。積極的に取り入れて行きたい健康成分と言えそうです。

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 監修者 大見 貴秀医師


フリーランスの麻酔科医として複数の病院で勤務。生活習慣病アドバイザー、麻酔科標榜医、麻酔科認定医、日本麻酔科学会会員、日本抗加齢医学学会(アンチエイジング学会)会員。

医師として生活の質を上げ、楽しく健やかな毎日を過ごして頂くため「健康」に関する執筆も行っています。